佐波太郎のブログ

第二次ベビーブーム産まれの場当たりダイアリー

「大阪市内の甲状腺手術だとどこやねん」の巻

近畿であれば隈病院が間違いないけれど


「退院後に通うにはつらい距離」


なのはなかなか大変。

ですので

・大阪

甲状腺外科

甲状腺

の3つのキーワードでgoogle先生にお伺いしたところ

大阪警察病院

鳥正幸先生のウェブサイト

がトップの1.2でした。

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【大阪警察病院とは】

・大阪警察病院は大阪市天王寺区にある総合病院です。

厚生労働省指定臨床研修指定病院大阪府ドクターヘリ患者搬送先医療機関大阪府指定第三次救急医療機関大阪府医師会指定第三次救急医療機関大阪府災害拠点病院等々、警察という名称が冠されているだけあって地域のライフガード的な役割がある総合病院です。

・開院は1937年9月で創立82年を誇ります。

・病床数は580床[ER・救命救急センターICU12床/HCU12床/ICU6床/CCU12床(心外含む)]

・警察病院との名称なので警察関係者しか診察が受けられないと勘違いされている方が稀にいらっしゃいますが、誰でも診察していただけます。

 

【鳥正幸先生とは】

・大阪警察病院の内分泌外科部長です。

兵庫医科大学臨床教育教授です。

・専門分野は内分泌外科(甲状腺副甲状腺・後腹膜腫瘍・副腎)、移植外科(膵腎移植)、(肝胆膵外科・糖尿病)、顕微鏡下マイクロサージェリー。

・特筆すべき点は内視鏡手術の技術。FLS(アメリ内視鏡外科知識・技能認定試験)合格(初回、high grade):accredited for ACSアメリカ外科学会)&SAGES(アメリカ消化器内視鏡外科)board、EAES(ヨーロッパ内視鏡外科学会)(member)、SAGES(アメリカ消化器内視鏡外科会)(international member)、甲状腺内視鏡手術WGメンバー等々、素人にはほとんど意味がわかりませんが大阪で内視鏡手術といえば鳥正幸先生の名前が必ずあがるとの事です。

・趣味は読書・音楽鑑賞、水泳、ウインドサーフィンウエイトリフティング。鳥正幸先生のお写真を見たときに「ゴツい」と思ったのは気のせいでは無いようです。

・鳥正幸先生の患者さんへのメッセージを拝見すると

「攻めるよ、でも失敗はしない」

「その証拠にカルテ記録に基づいた手術実績をアップしてるから見て」

とあり

「あたし失敗しないので」

と、豪語するドクターXを想起させます。

 

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引用ページ

2017年の全体実績で208件。甲状腺癌に絞ると127件です。

これが多いか少ないかは以下のソニー生命のページで判断して下さい。注意点としては専門病院と総合病院では専任の先生の数が圧倒的に違います。

 

鳥正幸先生は河内屋菊水丸さんの甲状腺乳頭癌を執刀された事でも有名です。

 

内視鏡手術とは】

大阪警察病院の場合、厳密に言うと内視鏡手術+αです。以下のページをご覧ください。

 

【けれども】

内視鏡手術に関してはリンパ節に転移していたり腫瘍のタイプによっては適応外の場合もあるようです。また、内視鏡手術は悪性腫瘍を取り除ききれないリスクがあるとおっしゃる方もいらっしゃいます。これについては外科医さんのアプローチと耳鼻咽喉科医さんのアプローチの違いがあるようでこの件の審議については臨床例がまだ不足しているのでなんとも言えないようです。また、大阪警察病院での内視鏡手術は鳥正幸先生が担当との事で手術予約も取りにくいとの話もあります。

 

【総括】

内視鏡手術は2018年4月から保険適用となりましたが、以前は甲状腺癌の手術においては先端医療Aに指定されていました。一般的な甲状腺の外科手術と比較すると身体の負担も少なく、また傷も小さくすむので若年層や45歳未満であれば内視鏡手術が美容的にもベターな選択のようです。

内視鏡での甲状腺癌手術の臨床数はまだ少なく、不安なところはありますが大阪警察病院の場合ではありますが

手術関連死亡=周術期合併症(術後1か月以内判明分)=0を達成しています。また安全性、整容性に加え、根治性においても悪性例再発転移率1%未満(院内data)という極めて良好な成績となっており、もはや標準手術と言えます

甲状腺癌内視鏡手術が4月1日から保険収載になりました。|新着情報|大阪警察病院

との発表もなされています。

併せて大阪警察病院の甲状腺癌へのアプローチもご覧いただければ病院選択の参考になると思います。

 

明日、6/13に細胞診の結果が出るのでその結果で適応するなら大阪警察病院、無理なら隈病院かなあと漠然と考えています。

 

どないなる事でしょうなあ・・・。