番頭は現在、鹿児島に帰省しております。
で、食いまくりな訳ですが、その食べた物をさぼてん食堂のグループラインにあげておりますと、店主森川より
「どうせならブログにしろや」
と仰せつかりましたので、ざっくりと書いて参ります。
とりあえず大阪からフェリーで到着しました志布志港から約1時間ほどのところに鹿屋という町がございます。その鹿屋市に
「みなと食堂」
というものがございまして、その店名そのままですが、鹿屋港の漁業組合さんがあれこれしてはる食堂でして、鹿屋の特産でありますカンパチを全力で推してはる食堂でございます。
この手の食堂さんは港界隈ですと結構ありまして、もちろん新鮮な魚介をそれなりにお手頃な価格で食べさせていただけガチなのですが、このみなと食堂さんはお手頃過ぎる価格で食べさせていただけると評判のお店様です。
とりあえず、正面からの店構えはまるでセットのような簡素感ですがそこらへんは重要ではございません。重要なのは中身です。
メニューは定食と単品に分かれているのですが、僕的には定食に付いていると思われるお魚の頭が苦手なので単品のメニューのカンパチ漬け丼とかき揚げをお願いしました。
で
しばらく待って、届いた商品を見ますと、お頭が付いています。
ん?
と思い、メニュー表を見、自分の発言を振り返りますと
「単品の漬け丼とかき揚げをお願いします」
と間違いなくゆうとるはずなのですが、どうやらカンパチ漬け丼は強制的なセットなのか味噌汁に漬物とお頭までついておりました。
単品の2品ですと800円、届いた商品は850円で50円の差で味噌汁と漬物とお頭がつくのであれば完全無血にお得なのですが
「見よるんですわ、目が、僕を」
どうしよう、尋常ならざる目力ゆえにやはり食べにくい、どうしよう
と、思春期の女子がバレンタインデーに先輩にチョコレートを渡そうとするときの葛藤、もしくは卒儀式に好きな人に第二ボタンをもらいに行きたいけどいけない的なあのもじもじした感覚を想像していただければなんとなく理解していただけるのでは無いでしょうか。
とはいえ
「団塊の世代ジュニアは米粒を残すと目が潰れるよ」
と、科学的根拠の無い事で脅かされていた世代ですので残すという選択肢はございません。
ですが、このサイズ、見て、見て、見て。
もみじのようなか弱い僕の手のひらのサイズとほぼ同じです。少なくとも10センチはあるんじゃないでしょうか。基本的に好きなものは最後に残す主義なのですが今回は好きなものからいただきます。
カンパチの漬け丼ですが、鹿児島の醤油は日本で最も甘いとされていますが、ご多聞に漏れずカンパチの漬けダレもかなり甘いです。その甘さがカンパチの脂とわさびの風味で甘いけど旨味が際立つ味付けで素直に美味しい。
お味噌もカンパチの身が入っておりまして、普通のお味噌汁なのに味が濃い。味噌の味が濃いのではなく、おそらくカンパチの脂が味噌汁に尋常ならざるコクを生んでいるのかもしれません。で、だいたい具になってる魚はスカスカなはずがしっかりと味がします。美味え、いや美味い。
では、全国の甲殻類ファンの皆様、お待たせ致しました。痛風からの使者、エビのかき揚げです。衣やら玉ねぎなど他の具材で一切ごまかさないドストレートなエビの塊です。
塊魂ならもう、ゴールです。
一口齧ると口内はエビです。
海物語なら確変です。
一瞬で無くなりましたが、後悔はしていません、何故ならその美味しさは僕の脳裏に刻まれましたから。
さて
カンパチの頭です。
びんた煮という、錦江湾界隈ではぶいぶい言わせている郷土料理です。
僕を見ています。
ぐわしっと、箸でアレしまして、食べました。
漬け丼の漬け汁と同じ醤油を使われていはるのか、甘めの煮付けです。おそらく生姜を使われているのでしょうかさっぱりとした口当たりです。先程も申しましたように、残せません、絶対。美味しいんです、ほんまに、でも見つめているのです、僕を。
食べました。
すっかりペロリと。
この日は他に大阪で言うところの回転焼きであります蜂頭饅頭。
からの、今全国で絶賛されまくりの久遠チョコレートのチョコレートドリンク。
【久遠チョコレート鹿児島、1周年!】 | Magic of Chocolate
で、鹿児島で超有名な焙煎コーヒーのお店、ダローロ。
↑アクセス制限されてないのに?
トドメが海鮮料理で飲ん方をして締めです。
総カロリーは今日は忘れたのでこんだけ食べてゼロカロリー。
ゼロカロリーです(個人差があります)
鹿児島は良か県でごわす。
はい。