佐波太郎のブログ

第二次ベビーブーム産まれの場当たりダイアリー

うっかりとお正月を終わらせてしまう。

 気がつけば、年を超え、お正月すらも終わらせてしまったようだ。

 

特別、お正月らしい事をした訳でもなく、またお正月から何かしてもらった訳でもなく、ただ無造作に日常のような雰囲気で過ぎ去りしお正月に思いを今馳せる。

 

「笑ってはいけないは見た」

「お餅は仕事先で食べた」

「お年玉はあげももらいもない」

「道着はきたけれど、着物は着てない」

 

そうか…お正月は逝ってしまったのだな

 

僕に、何にも言わずに…

 

シャイなお正月は、たぶん、僕にさよならを言うのが照れくさかったんだと思う。

 

お正月との出会いは、僕が産まれて9ヶ月くらいの時。

突然、僕の心をノックしたのさ

 

「あけましておめでとう」

 

その時の僕はまだ存分に幼く、明けましての意味がわからなかったけれど、その言葉を親戚に言えばお年玉という名のボーナスがもらえると知り、アリババと40人の盗賊に出てくる財宝への鍵の言葉

 

「オープンザセサミ」

 

と同義の言葉と認識した。

 

来る日も来る日も、道行く人に

 

「明けましておめでとう」

「明けましておめでとう」

 

 と、声をかける日々。

 

ある寒い日の事。僕はあまりの寒さに売り物の「明けましておめでとう」を使ってしまいました。

 

明けましておめでとうを使うと、楽しかった家族団欒の思い出や、両親が離婚をした際の修羅場の風景など、走馬灯のごとく脳裏に浮かんできました。

 

「パトラッシュ、僕はもう眠いんだ」

 

そう言って、僕はパトラッシュにもたれかかり、4点ポジションからの膝を叩き込んだのでした。      (Fin)

 

 

【PS】

なんと申しますか、 何事も気の持ちよう。

 

皆でお正月は終わっていないと思い込む事で日本は永遠にお正月でいられる。故にお正月を事あるごとに啓蒙し、お正月をシーズンイベントでは無く

 

「日常」

 

にしてしまえばよい。

 

その為に次の元号

 

「正月」

 

にする事を政府税調に進言したいと思います。

 

どなたか、税調の方はいませんか?

 

いませんね

 

そうですか

 

はい。 

 

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